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運動神経をよくするなら10歳まで?!

運動神経を良くしたいなら10歳までがタイムリミット?!

運動神経を良くしたいのなら10歳までがタイムリミット?!

どういうことか、説明をしていきます


小・中学生のスポーツに励むお子様のいる方なら

プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジについてご存知かと思います。


今回は、プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジの話です。

こどもの運動神経が1番良く伸びる時期と解釈されていることが多いと思いますが

それについてのもう少し詳しい解説です。


スキャモンの発達・発育曲線はご存知でしょうか?

1930年に発表されたみたいなので、約100年前には出ていたことになります。


・一般型

・神経型

・生殖型

・リンパ型


この4つのグラフが1つの表であらわされています。


この表の見方ですが

ヒトの成長について、20歳(大人)を100%とした時に上記4つがどのように成長するのかが示されています。


・一般型

一般型は、主に見た目についてのグラフです。

見た目というのは、身長、体重などが馴染みのあるところですが、

専門的な言葉では、骨格・骨格筋の成長についてが示されています。

詳しくみると、4歳頃までに1次的な成長、次に12歳ごろから20歳までに緩やかに2次成長があるのはわかります。


・神経型

神経型は、脳・脊髄など神経系、それと視覚や嗅覚など感覚器についてのグラフです。

これについては、4歳までに爆発的な1次成長があり、10歳ごろまで緩やかな2次成長があり、12歳ごろには100%を迎えます。

「4歳まで」の1次成長で、将来の運動神経についてベースができます。

「12歳まで」の2次成長で、神経系が成熟します。

「4歳まで」と「12歳まで」の2つの時期が、その人の運動能力を決めてしまうといっても

過言では無いと思います。

野球でド派手に空振りをしたり、転がっても無い止まったボールを空振りする大人がいますが

神経系の発達時期に、やっていなかったと言い換えることができるかもしれません。


私が考える


・プレゴールデンエイジは「4歳まで」

・ゴールデンエイジは「12歳まで」


です。


生殖器・リンパについても、示してあるのですが、今回は割愛します。

こどもに関わることで書いておくと、精神的な理由(いじめなど)で自殺をした人の解剖をすると

胸腺という器官に萎縮が見られることが少なく無いそうです。

胸腺は、免疫系の器官です。

ここから考えられることは、リンパの成長期(10歳から12歳ごろ)に精神的なストレスを与えると免疫系に多大な影響があるということです。

精神的な強さを身につかせるために、詰めるのは12歳までにはやってはいけないということでしょうか。

厳しさも必要で、精神的な強さも必要だとは思うのですが、、

ここは難しいですね。


まずは、骨格・骨格筋についてです。

日本人のタンパク質不足が多方面で叫ばれていますが

タンパク質の不足は、人体に極めて悪影響です。

大人の話をすると、体を維持するために必要です。

不足すると筋肉が細くなり、体を支えられなくなり肩こり腰痛・ひざ痛などの原因になり

筋肉がある程度細くなると、次は脳や内臓が小さくなります。

タンパク質不足解消

中高年の腰痛、ひざ痛、高齢者のボケの予防にもなります。

具体的には、体重の数字gの摂取が最低限必要です

70kgの人であれば、70gです。シャケおにぎり1つで、約5gです。

毎日70g取るのは、なかなか難しいですね。


こどもたちの場合は、骨格・骨格筋の唯一の成長するタイミングなので

これを逃したら絶対に体は大きくならないのですが

体を大きくすることを期待する場合には、体重の数字の1.5倍、運動量によっては2倍必要です。

30kgの子で45g。中高生の学生アスリート70kgなら140gでもいいかもしれません。


このように、たくさんタンパク質が必要なのですが

1度に多くとっても分解・吸収できません

吸収できないほど取ると、内臓、特に肝臓に負担をかけます

プロテインドリンクとして、摂取するのも悪く無いと思います。

プロテインドリンクであれば、1杯で約20g摂取できます。

プロテインステロイドを混同されている方が多いですが、

タンパク質は、筋肉増強剤ではありません

肉、魚、豆などの主成分がプロテインです。


タンパク質の効率の良い摂取のタイミングを紹介すると


・朝なるべく早く。

・部活やトレーニングなどの運動直後。

・寝る前


です。


この3回のタイミングは、体がタンパク質を欲しがっているタイミングなので

吸収効率がいいです。

この3回20gのプロテインドリンクを飲むと、60g取れますから

これに併せて、3食ふつうに食べればタンパク質不足問題は解決します。

成長期にプロテインドリンクなしで、必要量取るのは難しいので

プロテインドリンクを検討するといいです。


起きてすぐ、運動直後、寝る前の3階のタイミングは

副交感神経系の働きが優位になるタイミングです。

交感神経系が優位に働いている、競技中や試合中に栄養を吸収しようとしても

うまくいきません

副交感神経優位のタイミングを意識しましょう。


逆転の発想的ではありますが、午前午後2部に練習を分けると1回タイミングが増えますから

高校生の年代では、長い練習ではなく、2時間以内の練習を2部行うと

栄養効率的にも、いいかもしれません。

こどもであれば、午前午後なんてやる必要のないので2時間以内を1回で十分だと思います。

こどもの場合は、それ以上になると精神的な負荷が増え、免疫系に影響が考えられます。


栄養の話は、こんなところで「運動神経」について。


前述の動いてもいないボールの蹴ろうとして転ぶ大人は運動神経が悪いと言えます。

運動神経がいいということは、コーディネーション能力が高いと言い換えられるのですが

コーディネーションについては別記事がありますので、こちらをクリックしてください。


競技を早くに始めることは悪くはありませんし、

こども本人が野球が好き、サッカーが好き

イチローみたいになりたい、八村みたいになりたい、と自分の意識でやろうとするの

好きなのですから、素晴らしいと思うのですが


早く始めた方がいいと、よく考えずに

少年団チームに早くから入れてしまうと、競技が限定されて

早くからやっているのに上手にならない。となってしまうことも考えられます。


親御さんの中には、団体行動やチームを学ばせるために!と競技以外のことを期待して

少年団に預ける方もいらっしゃいますが、この場合は競技が限定されて元々なので

今回の話とは、論点が違ってきます。


アメリカでは、野球、アメリカンフットボール、バスケット、冬にはアイスホッケーなど

多くのスポーツに触れて大人になると聞きますが

こどものうちには競技を限定せず、多くのスポーツ、様々な運動環境で育つことは

運動神経を良くするためには、大切なことだと思います。

(だからといって、日本人がアメリカ人に劣っている。アメリカ人が運動神経が良い、それとも違うと思います。)


運動神経にだけ着目すると、癖のある動きになることもあるのでそこだけは注意が必要だと思います。


私が考える大人の役割「やらせること」ではありません。

これをやりなさい!あれはダメだ!と指示をするのではなく


はい!やってごらん!こどもたちに選択肢を与えて見守ること

大人の役割だと思っています。


できなくたって、うまくいかなくたって良いじゃないですか

こどもたちも失敗することで、自分で考えて次には成功しようとしますよ。

自分で考えもしないで失敗をしても、もしなにかが成功しても

それには何の意味もないと私は考えます。


私が用意しているシャツを、綺麗に着てくる。ママがやってくれたんだな。と。

もちろんそれも嬉しいのですが、ぐちゃぐちゃになってバックから出てきたら

自分でやったのかな?とも思いますから、それでもいいんです。


運動神経の話に戻します。


運動神経が良くなるための最大のポイント

用意する運動、課題が良いものでないといけませんが

「自分でやる」「自分からやる」です。


私は、運動神経を良くするためにこどもたちに運動を用意します。

木から落ちたら怪我をするおとなにとっては当たり前なのですが

こどもは経験がないですから、それがどれだけ危ないのかわかりません


脳は、考える器官、指令を出す器官です。

神経は、脳からの指令をほかの器官に伝える伝達役です。


考える器官が、考えて、指令を出すことで神経が伝えるわけですから

考えなければ神経は育ちません。


複雑なフットワークをやってもらったり、

複雑なリズムに合わせることを求める運動を用意しています。

用意された課題をクリアするために、ヒントは与えても答えは教えません。

その結果、こどもたちから新しい答えを教えてもらうことすらあります。


ゴールデンエイジの年代では

ここまで述べてきた「考えて、自分でやる」が大切なわけです。

私は、こどもたちのために「考えて、自分でやる」課題を提案し続けています。

出来るか出来ないか、ギリギリの課題がこどもたちには1番良いです。

考えることで、脳に考えさせる負荷をかける

考えさせる負荷が、脳をフルに使って、神経にも負荷をかける

考えさせる量と、考える課題の質こどもの脳が変わって、神経系が育つわけです。


神経系、「考える」は語学や勉強でも同じことですから

コーディネーショントレーニングの結果、学習効率が良くなることもわかってきています。


長くなりましたが


・まずは、チャレンジすること。

・誰かにやってもらうのではなく、自分でやること。

・運動神経が良くなりたいのなら、中学生になるまでコーディネーショントレーニングを続ける