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「同じ?違う?」“マン振り”と”フルスイング”

「同じ?違う?」“マン振り”と”フルスイング”

今回は、マン振りとフルスイングの違いについて書いていきます。

マン振りとフルスイングの違いわかりますか?


これには私的考えが強く入っているので、そういう違いがあるのかな、くらいに読んで頂けると良いと思います。


私的マン振りは、力いっぱいスイング。

力いっぱいスイングならフルスイングと同じじゃないか、そう思いますよね。


私的フルスイングは、起動が目一杯のスイングがフルスイングです。


短い言葉で表現すると、力と軌道でしょうか。

フルの力がで振るのが、マン振り。

フルの軌道で振るのが、フルスイング。

こんな感じです。


力いっぱいのマン振りは、誰でもわかりますよね。

このマン振りには技術はありません。誰にでもできます。

野球少年でも草野球の人でも、ママでも誰でもです。

うまいもへたもありません。ただ、力いっぱいに振ります。


マン振りできない人はまずマン振りできるようになりましょう。

これには練習は必要ありません。ただやるだけです。


次に、フルスイングです。

このフルスイングに関しては、振れる人は少ないです。


イチロー選手のいう「基本振れなきゃダメでしょ」の振るは、フルスイングのことじゃないかと思います。

もちろん、「フルスイングのマン振り」です。


意味わかりますかね。

力100、軌道100のスイングで振れなきゃダメでしょ、です。


フルスイングの話をしていきます。

軌道が100。これが全てなのですが、わかりませんよね。

結論をいうと、イチロー選手がネクストサークルでやっていたあれです。

軌道はインサイドアウトです、


私のイメージは、体の周りにバットで線を描き綺麗な円にする。

これでできる円のことをスイングプレーンと言います。

トップの位置から、進むにつれて円が、どんどんと大きくなる円を描けると素晴らしいです。

ソフトバンクホークスの柳田選手が、ものすごいスイングプレーンを描きます。

要するにものすごいフルスイングなわけです。


古典的な野球の打ち方である「上から叩け!」

これは動画のない時代に風の噂で広まった、摩訶不思議打法です。

現代は超情報社会なので、いくらでも映像を見ることができます。

なんとなく打てない時に、修正する場合に「上から叩く」意識で打つと良いのかもしれませんが、打ち方として良いことは何もありません。


テレビの番組で、山川選手と落合博満さんが対談されていましたが山川選手が研究熱心なのがよくわかる内容になっていました。

簡単に説明すると、「昔は上から叩け」「ヘッドを立てろ」「最短で出せ」と指導を受けてそのようにやってきた。だけれども、往年の名選手たちの動画を見たところ上記3つについて非常にネガティブだったと山川選手が言います。


今度はそれを聞いた落合さんが、山川選手を否定します。

いや、そんなんじゃない。ヘッドを立てろ。


それを聞いて、山川選手が言います。

それなら見てください。ヘッド下げてますよね。


いや、違う。



このやり取りがあり、山川選手は「おっかしいな、、、」という納得していない顔をして、落合さんをたてるために引きました。


現代の野球と、平成までの野球はすでに大きく異なりアップグレードされています。




①YouTubeなどで、名選手を参考にしたスイングのイメージを作り、これのために練習します。

なんの負荷もない素振りで形を作り上げます。


平成までの野球との違いはここからです。


②今度は、自分の動画を撮って確認をします。

この確認作業が、現代の象徴的な作業です。


平成までは、テレビに映る名選手をイメージしていました。

それをビデオに写し、何度も何度も見てイメージし、鏡で確認しました。


このやり方も悪くはないのですが、ビデオを撮ってすぐに見る場合、気になるところで止めたり、逆再生ができるのです。

この作業により、技術が目覚ましく進歩しています。


山川選手は現代の名選手。落合さんはちょっと前の名選手。

どちらも名選手なわけで、どちらも素晴らしいのですが、現代の名選手の山川選手とちょっと前の名選手は感覚的なズレが酷いという話の例として書きました。


落合選手のスイングは素晴らしいのですが、現代には合わない感覚を持っている。

ただそれだけの話です。

落合さんは三冠王なわけですから、何も否定することなどありませんが「おっかしいな、、」です。


このビデオを見る作業は、もちろん野球に限定した話ではありません。

上手くなりたいなら、感覚的な話は置いといて動画を見ましょう。


ということで、お分かりのようにスイングは自分で振って作り上げるのです。

これは、今も昔も変わらないです。やらないでできるようになるような甘い話ではありません。


王さんが荒川さんと作り上げたように

松井さんが長嶋さんと作り上げたように、スイングを作り上げるのです。



スイングの指導をする際は


①「フルスイングについてのイメージを明確にする」

綺麗な線を繋げて大きな円を描く。スイングプレーンを確認できるアプリすらあります。


②「どこがズレてしまっているのかを明確にする」

綺麗な線でなく、波打ったようなヨレヨレの円にならないように。


この2点が重要です。感覚的なことはいいんです

この2点がわかれば、マン振りとフルスイングの違いも説明できると思います。


無茶苦茶なマン振りには、なんの技術もないのでいつか打てなくなりますが、フルスイングには技術があり、その技術を習得するまでの過程には多くの時間が必要で、この過程がとても美しいのです。

そして、過程を経て出来上がったスイングに不具合が生じてしまった場合には、もう一度2点を確認しながら修正する。

この時に「上から叩け」と感覚的に修正するとスランプが長くなります。


いつまでもマン振りをフルスイングと勘違いして乱暴にバットを振り回すのはやめましょう。

フルスイングを覚えて、フルスイングをマン振りしましょう。


基本振れなきゃダメでしょ!


そういうことです。